2010年2月23日火曜日

今週の読書と映画 vol.1

ちょっとバタバタしてて少なめですが・・・・・・。


「フラニーとゾーイ」 J・D・サリンジャー

サリンジャーが亡くなったというニュースを見て
まだサリンジャーを読んでなかったということに気づき読み始めました。

秀才兄弟(兄ゾーイ 妹フラニー)の殆ど会話中心の内容になります。


もちろん他にも登場人物が出てくるのですが(フラニーの彼氏、母親)
それぞれの登場人物の人となりが会話の節々から読み取れる。
(このあたりは訳者の野崎氏が優秀なんだとおもう。原文で読めないのが残念)

2人の超不毛な会話が淡々と続くんやけど
それが深いっていうか、色んな意味が込められてる本だと思う。

言いたいことが伝えられないのがもどかしい・・・・。

特に
「しかしだね、そいつは君には関係ないことなんだな、本当言うと。
君には関係のないことなんだよ、フラニー。俳優の心掛けるべきはただ一つ、
ある完璧なものを、他人がそう見るのではなく、自分が完璧だと思うものを、
狙うことなんだ。観客のことなんかについて考える権利は君にはないんだよ。」

スゴク愛情にあふれる物語になっています。

本当にお勧め!!!!! ←ようはこれが伝えたい。


読み終わった後、

即効で「キャッチャー イン ザ ライ(村上春樹訳)」を買いに走りました。






「ジェネラルルージュの凱旋」

この前「チームバチスタ」を見たのでついでに見ておきました。
原作は、もう本当に好きで「チームバチスタシリーズ」で一番好きなのが
「ジェネラルルージュの凱旋」なんです。

ただ、「ナイチンゲールの沈黙」があっての「ジェネラルルージュ」なので
「ナイチンゲール」がないこの映画は正直どうかな~?とは思いました。

正直、物足りない。
この映画だけを見れば面白く見れると思うけど
シリーズの流れを知っていると、これじゃ駄目だよ。

僕の中のスーパーヒーロー速水先生のイメージが崩れていなかったことが唯一救われた点かな♪


悲しいニュースです。
この数日前に友人とサリンジャーの話をしたばっかりだったので
かなり驚きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿